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【不登校】子供の意思を尊重することと、ワガママの見極めポイント

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青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問********************************

本人の意思を尊重することと、
親が言いなりになることとの違い、
を知りたいです。

本人の意思を尊重した結果、自分で決めてやり切る
(或いは自分でやめる)場合もあれば、本人の意思を
尊重したつもりが、単にワガママを通しただけで、
周りも迷惑を被る場合もあるように思います。

その見極めのようなポイントがあれば知りたいです。
よろしくお願いします。

******************終わり******************************

……

回答:

この質問はとても多いです。

これはとても簡単です。

環境を用意するのは親です。その環境で
どうするかは、本人の意思を尊重してください。
そして、本人のやったことは自己責任を取らせる。


これだけです。

具体的に説明しますね。

子供と大人は違います。なぜなら、責任を
取ることができないからです。


例えば、子供が中学卒業して、高校へ
行かないと言ったとしましょう。

あなたは本人の意思を尊重しますか?

しないはずです。本人の意思を尊重するなら、
高校へ行かせる必要はないです。でも、
高校へ行かせるはずです。

なぜ任せないかと言えば、子供がまだ責任を
持てないからです。

あまりにも責任の度合いが大きすぎます。

人生を左右しすぎるからです。

環境を選択することは親の責任だということです。

どの学校にするのかも、親の責任だと
私は思っています。将来につながること
だからです。

例えば、中学3年の子が将来を見据えて
環境選択をできるかと言えば、出来ないと
思います。

親があくまでも環境を用意してあげて、
用意した中で選択する自由はあるかも
しれません。

特に問題が起きていない子なら、
それほど気にしなくてもいいでしょう。

しかし、問題を抱える子なら、そうはいきません。

環境は親が設定して、その中で子供は
自由に動き回る。


そして、その中での行動については責任を
取らせる。

例えば、親がゲームをやる環境を与えたと
しましょう。


ここを間違えないでくださいね。

与えたのは親ですからね。子供じゃないです。
まるで子供が勝手にやっているようにして、
相談する人がいますが、ゲームを与えたのは
親の方です。

その中で子供は自由にやります。

けれども、時間を守らないとしましょう。

普通は守りません。

守らないなら、責任を取らせればいいんです。
時間を守らなかった責任を。


それをみんなしないんですね。

ゲームを取り上げるという方法をやってしまいます。

そんな責任の取らせ方では、時間を
守ろうとはしません。

自立させたいなら、常に責任を伴わせないと
いけません。


約束を守らない責任を取らせればいいんです。

荷物まとめて、お母さんが家から出ていく
ぐらいやればいいんですよね。本当は。
責任を持たせたいんだったら。

もちろん、私は共同作業法をやるので、
こんな問題は起きないですが、親としての
覚悟なんですよ。凄みがないんです。


自由意思で、本人の意思に任せるのなら、
責任がセットなんです。

例えば、昨日も電話がかかって来たんです。

「中学で不登校になり、息子の言うままに
通信制へ入学しました。でも、不登校のままです。

話を聞いたら、やっぱり大学へ行きたいから
全日制に行く、と言い出しました。

転校できますか?手遅れですか?」

こんな電話があったのですが、通信制から
全日制は転校できません。

一度、責任を伴って選択したことですから、
仕方がありません。良い学びになったはずです。
今後の人生で高校選択がどんな影響を及ぼしても
それは自分の責任として背負うしかありません。

だから、親が選択すべきだったと思います。

そんな失敗は、私たちの人生の中で
何度もやっています。

失敗の連続ですよね。

でも、その失敗の責任を背負って、
成長して、大人になっていくわけです。

子供が失敗する前に助けてしまう癖が
ついているんですよね。

私は失敗すればいいと思っています。
そこからしか学べないことがあるし、
それを乗り越えて強くなるからです。

大きな失敗ではないですよ、小さな失敗を
させてあげればいいと思います。


これも面白いんだけど、同じ学年で、
同じ成績で、同じ大学を受けて、片方は
合格して、片方は不合格になったんです。

20年後、不合格になった子の方が
出世していたんですよね。

大学不合格で強さを学んで、チャレンジする
恐さがなくなったんですよね。どうせ大学も
不合格になったんだから、また失敗しても
いいや、と思えて、チャレンジできたんです。

そういう子もいます。

ゲームの話に戻すと、ゲームを取り上げる
のではなくて、取り上げずに、お母さんが
不機嫌になればいいんです。

昔、ある女性の先生がいました。

小学校1年生の冬。

3時間目が体育の授業。

寒くて、生徒たちは教室から出てこない。
先生だけ外に待たせていました。

先生はすぐに寒いから来ないんだと
わかったんです。でも、しばらく待って
いました。

5分ぐらい、わざと待って、
全員が集まらなかったから、
教室へ全員を戻しました。

「来なかった責任を全員でとりなさい。
責任を取らないなら授業はしません。」と
言いました。

そして、次の時間も先生は来ない。

給食の時も来ない。

焦った数人の生徒が先生に謝りにいく。

でも、先生は許しません。個々人の問題
ではなくて、全員の問題だからです。

生徒たちは焦り、話し合い、全員で
職員室の先生のところへ行き、謝りました。

自分の勝手な行動が他人に迷惑を
かけたことを反省させられたのです。

そうです、私が小学校1年生の時の話です。

それ以来、私は20分前行動の人間に
なりました。人を待たせないようにしています。

小学1年生でも学べるわけです。

正しいやり方で責任を学ばせればいいですよね。

回答になったかわかりませんが、
親の責任と子供の責任を混同しないことです。

環境を与えたのは親ですから、まずは、
親自身が子供に与えた環境が間違って
いなかったのかを考えるべきです。


そのうえで、子供に自分の意思でとった
行動に責任を持たせることです。

もちろん、その前に、共同作業法などを
やることで親子関係のストレスを減らして
あげないといけませんよ。

親との間にストレスを抱えている中で
責任だけを取らせると、違う方向へ子供は
進んでしまいます。

ここは注意が必要です。

参考にしてみてください。

では、また。

青田




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プロフィール

不登校教育研究所 代表
青田 進


<今までの不登校教育実績>
再登校させた数=3919人
不登校の大学進学率=約92.7%
不登校教育歴=約21年
不登校講演会の参加者数=約7671人
現在、教育中の不登校生数=約723人

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