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【不登校】「学校へ戻らない」のは、登校刺激が間違っているからなの?

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青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問********************************

登校しぶり半年、完全不登校3か月目中2女子です。

集団が苦手、先生という存在が嫌い、対人関係も下手、
嫌いなことはとにかくやりたくないという状態の娘なんですが、
2か月の共同作業や声掛けで精神状態はだいぶよくなりました。

一時期は親子関係最悪、暴れる、家出、自殺を匂わせることも
していました。今は家で毎日一人でのんびり昼寝して、絵を描いて、
テレビ見て過ごしています。

そろそろと思って登校刺激を与えるようにし始めたのですが、
全く効果なし。

一人だけいる友達からも「いい加減おいでー」とメールがあっても
びくともせず。「無理」とあっさり断ります。

娘は
「パパやママが学校に行ってほしいと思っていることは
わかっているし、私も行かなきゃとは思っている。でも
行きたくない。」とのこと。

ぬるま湯が心地いいのか、それとも本当にまだ辛い思いが
残ってるのか…見極められません。登校刺激がまだ早かった
のでしょうか?それともやり方が間違っているのでしょうか??

******************終わり******************************

……

回答:

「どうして、こんなにがんばっているのに
学校へ戻ろうとしないのか?」

不思議に思うのは当然です。

お母さんのやり方は間違っていません。
安心してください。ただ、子どもが学校へ
戻る条件が整っていないだけなんです。

子どもはいろいろと言います。強がって、
自分を正当化することを話します。それを
聞いていると、イライラしてしまいます。

不登校に30年近く携わってきた私は、
不登校の改善に必要なことがわかります。

今までに学校へ戻った子たちには
特徴があります。


全員が当てはまるわけではないですが、
おおよそ、この条件が必要です。

お母さんがどれだけがんばっても、
この条件が必要になります。

例えば、娘さんをダイエットさせようとして
いるとしましょう。

家の中で、お母さんが完璧な減量向けの
料理を作っていたとしましょう。

しかし、一歩、外へ出たら、好き勝手に
食べられるのだとしたら、お母さんの努力は
関係がなくなってしまいます。

不登校を解決できない家庭の多くも
同じような問題にぶつかっています。


つまり、家の中でお母さんはやれることを
全部やっている。でも、学校に対して、
子どもが何かの恐れを持っていれば、
戻ることはできません。

不登校になって1、2カ月は恐れよりも
学校へ戻れそうな期待が強いです。

しかし、少しずつ恐れが増大してしいきます。

そうなると、学校へ戻るのは難しくなります。
家庭だけでどうこう出来なくなるのです。

もちろん、この段階、家の中で普通に
過ごせない、親子関係が良くない状態などは
解決しなければいけません。

それは第一段階です。

多くの人は、第一段階でつまずきます。

すぐに学校へ戻そうとして親子関係を
無視してしまうのです。

それでおかしな状態になって、子どもは
不登校意識が固定化して抜け出せなく
なってしまうのです。


親自身も、子どもの可能性を諦めて、
「もう、この子には無理をさせない。」という
固定意識が出来上がって、親子が一緒に
社会から離れてしまうのです。

特に、高校進学で道が分かれてしまいます。

諦める人と、可能性を見出す人です。

親子関係の問題をクリアしたら、次が
第二段階になります。

この第二段階には、条件があります。

それは子ども自身が、

「まだ、学校に居場所がある」

と、思っていることです。

この意味がわかる人が子どもを動かすことが
出来る人だと思っています。

子どもが学校へ戻るためには、今の学校に
「居場所がある」と思わない限りは、戻れない
ですよね。


「もう、自分のいる居場所はない。」と、子どもが
思ったら、学校へ戻ることはありません。


この感情が出てしまうと、お母さんが
どう説得したとしても、子どもは動きません。

早い子だと3カ月休むと出てきます。

学校の先生や友達がどれだけがんばっても、
動かせなくなります。

子どもにとっての学校での居場所は、
クラスメイト、友達、クラブ、先生、同級生と
5つぐらいあるんですね。


先生だけでも、友達だけでも難しいです。

先生が頻繁に家庭訪問してくれる学校も
あります。でも、子どもは戻りません。

友達が、朝・夕と来てくれて、休日も遊んで
くれる。でも、学校へは行けない。

クラスメイトが自分を受け入れてくれるのか?

同級生たちが馬鹿にしていないか?

クラブで先輩に怒られるんじゃないか?


そういう不安が動けない理由です。
不安ができると、人は動けません。

余程の希望や期待が出ない限りは難しいです。

例えば、先月に私の中学へ転校してきた子は
1年近く不登校だったんですね。先生や友達も
すごく理解がある人たちだったそうなのですが、
休み続けていました。

そこで、転校したら、初日から今の今まで休まず
学校へ通えています。

希望を持てたら動き始めました。

転校で希望を持たせるのも1つの方法です。
動かなくなった子を動かすには、何かの
希望を持たせるしかありません。

ぜひ、参考にしてください。

では、また。

青田


追伸:
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aota





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プロフィール

不登校教育研究所 代表
青田 進


<今までの不登校教育実績>
再登校させた数=3919人
不登校の大学進学率=約92.7%
不登校教育歴=約21年
不登校講演会の参加者数=約7671人
現在、教育中の不登校生数=約723人

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